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こんにちは。ゆきふくろうです。
突然ですが皆様。ピロリ菌検査をしたことがありますか?
個人的な結論から言いますと、若い人ほど症状がなくても検査をするべきです。
理由は、何を隠そう私自身がピロリ菌に感染していたからです。
感染していた結果、慢性胃炎を起こしつつ胃粘膜が萎縮する萎縮性胃炎に進行していました。
かなり自覚症状が出ていました。
では私のケースをもとに解説していきます。
違和感は嘔吐の連続から
ちょうど2年前の9月ごろからでした。
食後の大体30分~1時間後くらいにお腹に言いしれない気持ち悪さを感じることが多くなりました。
その気持ち悪さは吐き気になり、実際に嘔吐する事も多くなりました。
体感頻度としては2日に1回。時には毎日症状に悩まされるときもありました。
主な症状としては
- みぞおち付近の何ともいえない気持ち悪さ
- 吐き気(時には嘔吐を伴う)
- 胃がキリキリ痛む
- 胃に違和感があるときは寒気、悪寒も感じる
- 最初は食後の症状だったのが空腹時にも出てきた
- えずいた時に若干鉄の味がしたような…⇐個人的にはこれが一番怖かった
- ダイエットしていないのに4キロ減(半年体重計に乗らなかったせいかもしれないけれど…)
仕事中にも症状が出てしまい、その間は仕事ができませんでした。
「さすがにおかしい…」
特に鉄の味がした瞬間、自分の身に何が起こっているのかが怖くなり、私は胃カメラを受けられる医院を探しました。
当時の自分の職場では決まった曜日しかやっておらず、さらに予約が2か月先まで埋まっていたのです。
この時点では自分がピロリ菌に感染しているなんて1ミリも思っていませんでした。
理由はピロリ菌は遺伝で感染すると思い込んでいたからです。
とにかく症状があるので「胃がん…?とにかくカメラした方がいいよね…?」と胃カメラを受ける事だけを考えていました。
「胃カメラを受けよう!」実際に検査を受ける
当時、職場の内視鏡カメラ担当の方から「近くのB病院なら飛び込み当日で受けれる」と有益情報をいただきました。
しかもそこでは、苦痛を与えないように麻酔をして寝ている間に検査が終わる運用をされていました。
「前日の21時以降は絶飲食しておけば受けられる」と教えてもらいました。
「これは行くしかない!」
そしてすぐ休日に胃カメラを受けに行ったのです。
胃カメラは「痛いうえに苦しい」と思っていた
胃カメラを受けた事のある叔母から「痛い」と聞いていたので、正直あまり受けたくなかった検査でした。
しかし教えてもらった病院では、本当にあっという間に終わりました。
当日の飛込受診な為、どうしても待ち時間がかなりあります。個人的には午前中いっぱいはかかると思った方が無難でした。
麻酔が効いて寝ている間もほんの15分~30分くらいで、麻酔が注入されてから一瞬でブラックアウトしました。
はい、終わりましたよ~。起きてください~ 。
ファッ!? えっ?? 終わり?? もう??
次に目が覚めた時はもう起き上がるだけ。
ですが足に力が入らないので、看護師さんに介助してもらいながら待機場所にて麻酔が覚めるのを待ちます。
苦痛なく検査が終了し、本当に驚きました。
この時点でも自分がピロリ菌に感染しているなんでこれっぽっちも思っていません。
検査前に
- ヘリコバクターピロリ菌の検査を希望するか
- 胃に病変があった場合、細胞病理検査を希望するか
という希望用紙に記入しました。
実はここに来ても「ピロリ菌に感染している訳がない」と思い込んでいました。
「ピロリ菌は遺伝で発症する」と思い込んでいたのです。
さらには「ピロリ菌は年配の方がなりやすい」という勝手な先入観もありました。
なのでピロリ菌の検査希望はせず、病理検査のみを希望したのです。
今思うとこれが盛大なフラグだったとは……。
結果:まさかピロリ菌に感染しているなんて…
検査後、医師の診察で
ピロリ菌に感染していますね。
どうして検査を希望しなかったんですか?
ファッ!?ピロリ菌に感染しているんですかっ!???
寝耳に水とはまさにこの事。本当に驚きました。
カメラで撮った私の胃の中は
- 胃の表面が萎縮している
- 慢性で炎症を起こしていたせいか全体的に赤く発疹
- 逆流性食道炎の跡と新たな炎症箇所あり
上記の状態から医師は「これは確実にピロリ菌に感染しているハズ」と言い切られてしまいました。
個人的には、「うっわ、真っ赤じゃん。そりゃしんどいわ」と納得。
ピロリ菌には先入観のあった私が正直に上記の事を話すと
遺伝で感染しません。
小さい頃に井戸水などを飲だりしても感染します。
井戸水で感染するんですかっ!?
よくよく聞いてみれば上水道ではなく井戸水や、幼い頃に感染している親から口移しでご飯を食べたりして移される事が原因だそうです。
遺伝など関係ありませんでした。
そして私の場合井戸水に関しては、普段から飲める環境にありました。
私の地元は井戸水を引いている家庭が多く、小さい頃はすごく飲んでいました。
冷たくおいしいのです。今でもスイカを冷やしたり、お茶を冷やしたり…まるで天然の冷蔵庫のよう。
話が脱線しました。
とにかく井戸水はめっちゃ飲んでいました。
この地域には湧き水が多いので井戸水を引いているご家庭が多です。
そのため、ピロリ菌感染率も高いです。
衝撃の事実から抜け出せないまま、胃カメラ前に採血をしておいたのでそこからピロリ菌の検査を出してもらいました。
結果は案の定、陽性です。
そこからは除菌の為に治療薬を服用し、2ヶ月後の検査で無事除菌が成功しました。
現在は
除菌後、最初にあったような自覚症状の頻度がだんだん減っていき、今はあまり悩まされることなく過ごせています。
それでも、疲れが溜まっていたり、ストレスを感じたり、いつもと調子が違ったりすると、胃が痛かったり気持ち悪かったりと症状が出る事があります。
ですが医師より
「委縮した胃粘膜は元には戻らない」
と伝えられており、それが時々症状が出る原因になっています。
1番の大敵はストレスです。即、症状が出てしまいます。暴飲暴食もしなくなりました。
また、年一回の胃カメラも忘れず受診しています。
確かに委縮した胃粘膜は戻っていませんが、あの全体的な赤い炎症は消失しており、少しづつ回復しているのかな?と感じています。
ピロリ菌検査はするべき!その3つの理由
ワタシが実感した理由を3つ挙げます!
①自覚症状なしで胃の病変が進行する可能性がある
一番怖いパターンです。いつの間にか病変が進行していた時ですね。
私も慢性胃炎から萎縮性胃炎に進行して、自覚症状に悩まされていました。
数年前に亡くなった50代の親戚も、胃がんがいつの間にか進行しており、発見当初はもう手遅れだったそうです。
親戚の件があって「胃がんになってるかもしれない…」と一種の恐怖を抱いていました。
皆さん、幼い頃に何を飲んでいたとか食べていたとかあまり覚えていないはずです。
知らず知らずのうちに親御さんから移されていたという事も良くある話だそうです。
自覚症状がなくても、一度検診でピロリ菌検査を受ける事をオススメします。
②自覚症状が出ると本当にしんどい
症状に耐えながら仕事や日常生活を送っている方もいるかと思いますが
症状が出ている時は何も手が付けられないほどひどくなる場合が多いです(⇐私がそうでした)。
症状が出ている時はもう本当にしんどくてしんどくて、仕事に手が付けられず。
休みの日だと布団から出られない、など。
充実した日を送るとは真逆でひたすら症状が収まるのを待つという状態に陥りました。
「何もできない」というよりは「何もする気が起きない」という状態が近かったです。
個人的には、上記の思いをするのは本当にしんどくて、嫌で、すべてのやる気を奪っていきます。
小さな症状が大きくなる前に受診しましょう。
③好きなものを食べられる
症状に悩まされていた私は、何かを食べようとした時、常にこんな事を考えるようになってしまいました。
「このフライおいしそう。だけど、油が多いと胃に負担かけるかな…?」
「アイス食べたい。でも、お腹を冷やしたら痛くなる…」
「あんまり爆食いすると、後で嘔吐しそう…」
おいしそうだけど、食べたいけど、食べた後にしんどい思いするならやめておこう。
そんな感じに考えるようになり、食べるものについてはすごく考えるようになりました。
自分でおいしいものを食べたいときに食べられる。
個人的には、その当たり前のことを大切にしていただきたいです。
「食べたいときに食べられる」事は自分の満足度も高めてくれます!
まとめ:胃を大切にしておいしいものを食べて生活の質を保とう
生きていくうえで絶対に避けて通れないのが食です。
高級レストランのおいしいものを食べる事によって、かけがえのない経験値を得ることもできる事があります。
でも、そこで胃が悪かったら?
気持ち悪かったら?
痛すぎて食事がのどを通らなかったら?
せっかくのおいしい食事も台無しになります。
私は何度かおいしい食事が目の前にあるのに、たまたまその時に症状が出てしまって、味がまったく感じられない。
箸をつけずに残してしまう。
楽しい時間のはずなのに、ただただ症状を我慢する時間に早変わりしました。
「ちょっと時間ないし…」
「胃カメラ怖いし」
「ちょっと我慢してればおさまるし…」
そんな事を考える前に、症状があれば早く受診することをお勧めします。
しんどい時間を増やす前にしっかり原因精査して治療すれば、しんどい時間は減ります!
早期発見ならなお良し!
そして症状がなくても検診でピロリ菌検査を受ける事をお勧めします。
病院での受診が難しい方は自宅でも検査できます。
- 検査キットはネットでも購入可能
- 価格は大体3千円~5千円程度
- 尿検査タイプと検便タイプがある
面倒くさがらずに受けることをお勧めします。
胃を大切にして生活の質を高めましょう!